一期一会
「茶会に臨む際は、その機会を一生に一度のものと心得て、主客共に互いに誠意を尽くせ」といった意味である。利休の弟子「宗二」の『山上宗二記』に「一期に一度の会」とあり、ここから「一期一会」の語は広く使われるようになった。「一期」と「一会」をそれぞれ辿ると、「一期」は仏教用語で人が生まれてから死ぬまでの間を意味し、「一会」は主に法要などで、一つの集まりや会合を意味しており、ともに仏教と関係の深い言葉である。人生とその瞬間が繰り返されることはできない。情報や交通などが発達していなかった昔では、人々の一度の別れは、おそらくこの一生には二度と会えないかもしれない。だから毎回の出会いを大切にして、そしてお別れの時、互いに贈り物を交換して義理を表す。特に中国古代、送別に関する詩がたくさんあり、人を感動させた作者の別れへの未練が込められていた。旅行も同様で、何かの縁で、ガイドと観光客は出会うことができて、双方は互いに尊重して礼儀をもって応対する。今回の旅行は一生忘れられない追憶になる。
詳しいへ→
瀋陽故宮は百点あまりの豪華な文物を展示している
「金玉満堂——瀋陽故宫の豪華な宝物展」は11月6日に瀋陽故宫銮驾库で開催された。瀋陽故宮に収蔵された清朝宮廷の玉器、エナメル器、漆器などの文物を合わせて、金玉満堂、富貴吉詳の美しい意を表している。
展示は「金彫玉琢」「富麗陳列」「錦衣美器」「吉詳寓意」の4つのユニットに分け、それぞれ彫刻工芸、装飾陳列、生活実用性と吉祥意味から金玉の器にまとめられている。百点あまりの文物を展示し、生地が上乗で、技芸の優れた伝世の逸品を選び、清代工芸の最高水準を代表している。清の宮廷儀礼、宗教、陳列、書斎、服飾など各類文化を展示した。
展示されている文物の中で、宮廷礼器は最も貴重で、その中で注目されるのは「八卦象足金提爐」である。中国の伝統文化の中で福寿吉慶を主題とする紋様があり、吉慶には美しい寓意を表現する「清白玉彫双魚璧掛」とがある…
【続きを読む】
ふれあい中国より